仙台藩の伝統的な門松で新年を迎える泉西部

みる
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明けましておめでとうございます!
ここ泉西部では、仙台藩の伝統的な門松とともに、新年を迎えています。

満興寺の山門を飾る門松
泉西部の個人宅に飾られた門松

その昔、伊達家で飾られていた門松を、根白石の人たちが作っていたことから、泉西部の人たちも伊達家の門松を飾るようになったそうです。
松を両端に置き、竹を真ん中に通し、藁を編んで梅を作り、「松竹梅」ができあがるのが特徴です。
お祝いごとの意味がしっかりと込められたデザインです。

藁で編まれた梅
橙や、昆布を巻いた炭も飾られます

現在ではなかなか見ることができない貴重なものですが、泉西部地区では、今でもこうした門松が見られます。
中には、しめ縄をなうところから、門松を全てご自身で作られる御宅も!
制作過程を簡単に解説してもらいました。

まずはしめ縄を準備します。

まずは、縄をしっかりとなうところから。
人それぞれ、独自のやり方(コツ)があるようです
縄をなったら、飾りをつくっていきます
しめ縄の完成です

しめ縄の準備が整ったら、いよいよ組み立てます。
松、竹、栗の木を使います。

松も竹も、栗の木も、どれもご自身で調達されたとのこと。
松は三段のものを使うのだそう。
松と竹を立てて、根元を栗の木で固定しています。

最後に「皿飾り」と言われるお飾りを付けて完成です。

これが皿飾り。12月30日から毎朝晩に年神様へのお供え物を供えます。
門松が完成!

とても立派な門松が完成しました!
気持ちよく新年をスタートできそうですね。
1月14日のどんと祭で納めてしまいますが、それまでは飾られています。
泉西部を訪れた際には、ぜひ探してみてください。
2021年も、IZUMI WESTをどうぞよろしくお願いします!

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