根白石では、毎年この時期になると満興寺の会館で手打ちそばをふるまう催しが行われています。地域の人たちが関わって続いているもので、いわば“季節の行事”のひとつです。
今年の開催日は11月30日。受付は満興寺ではなく旧JA跡地の駐車場で、食券を30分おきに配布する方式になっています。
今回は運良く最初の回の食券を受け取れたので、受付のあとそのまま会館へ移動して、そばをいただきました。

入り口で蕎麦打ちの実演
さて、満興寺につくと外では軽トラ市が開催されていました。
会館に入ると、入り口近くで宮城手打ちそば研究会の方々が蕎麦打ちをしていました。生地をのばして切る作業が続いていて、その前で自然と人が立ち止まります。
高段位者の腕前は素晴らしく、見ていて気持ちが良かったです。


食券には時間帯が書かれていますが、きっちり区切られたものではなく、実演を眺めながら待っている人も多め。


打ち方の話や普段の活動についての小話もあり、順番までの時間は過ごしやすい雰囲気でした。
宮城手打ちそば研究会は、蕎麦打ちの練習をするだけでなく蕎麦の実やつゆ、アレルギーといった様々な勉強などもするんだそうです。
均一な太さ、素晴らしい!
30分弱でしょうか、丸だしから切りまでずっと見ていられました。

県内唯一の全麺協6段位という代表から「どう?入りませんか?」と声をかけられたりも。
列に並び、冷たいそばを受け取り
さて、ずっと蕎麦打ちを見ているのも楽しいですが、本題のおそばをいただきに列に並びます。会館の奥の通路に列が伸びていました。

そばは500円で、+100円で天ぷらがつきます。もちろん、今回は天ぷら付きで注文。
そばは冷たい方を選択。そばの香りや食感をより感じられると、宮城手打ちそば研究会の方もおっしゃっていたので。
それではいただきます!

打ちたての香りがあり、ほどよくコシがあって食べやすい仕上がり。つゆは主張しすぎず、すっと馴染む味でした。天ぷらもつけてよかったです、そばとの相性も良かったです。
最後は蕎麦湯で締め。
いやー、美味しかったです!
今年のそばまつりはこんな雰囲気でした
受付から提供までの流れが整っていて、初めてでも分かりやすい運営でした。
軽トラ市や実演もあわせて楽しめる構成で、会場全体が落ち着いて動いている印象です。


以上、今年の「新そばまつり」の体験レポートでした。また来年も開催されることを楽しみにしています!

