皆さん、今年のお花見はお済みですか?仙台では開花宣言の数日後に雨風が激しく、お花見期間が例年より短かった感じがします。
ですが、4月もまだ中旬。春の暖かい陽気に誘われて、お花見に出かけたいと思っている方々に、泉ヶ岳の麓・泉西部地区にあるふたつの素晴らしいお花見スポットをご紹介します。
貴布禰(きふね)神社の桜
地元の方に桜の名所を尋ねると、必ずと言っていいほど名前が上がるのが、小角地区にある貴布禰神社です。
貴布禰神社の桜は、空に力強く伸びる木々から、華やかに咲き誇る花びらがふんだんに振りまかれ、見る者を圧倒します。
この神社は利府に祀られていましたが、その後塩釜に移り、1696年に現在の場所に移設されました。桜と共に、その歴史ある社殿は留守氏の紋所が施された菊と桐の彫刻で飾られています。
貴布禰神社の場所はこちら。
泉自動車学校の手前にある横道に入ります。その先のカーブにさしかかる手前にある左の道に曲がり、丁字路を右に曲がると着きます。横のスペースには駐車場があり、4台ほど停められます。
白藤観世音の桜
次に訪れたのは、同じく小角地区にある白藤観世音です。ここもまた、桜の美しいスポットとして知られています。白藤観世音の桜は白っぽい花を咲かせ、爽やかな印象を与えることで有名です。
桜と歴史ある建物が織り成す風情ある景色は、訪れる人々に特別な感動を与えます。この場所は、往古田村麻呂将軍が愛馬を弔うために建てたとされる由緒正しい神社で、将軍の鞭が根付いて「白藤」となったという言い伝えが残っています。
白藤観世音には、貴布禰神社への道順と同じく、まず泉自動車学校手前の横道に行きます。
道なりに真っ直ぐ進んでいくと、右側に見えてきます。
天候にもよりますが、もう数日は仙台でお花見が楽しめそうです。歴史と自然の美を感じながら、春の一時をこの二つの素晴らしい場所で過ごしてみてはいかがでしょうか。
新たな発見や感動が、皆さんを待っているかもしれません。