熊谷農園とCROSS B PLUSSによる「生産者とつながるライブイベント」開催。【イベントレポート】

話題

1/29(土)に熊谷農園とCROSS B PLUSSによる「生産者とつながるライブイベント」が開催されました。

仙台市主催の「東北ライブレストラン」の東北6県ランチ・ディナーメニューで使用されている原木しいたけの産地と会場を中継でつなぎ、しいたけ生産者の熊谷貴幸さん・熊谷幸夫さんをゲストに迎え、熊谷農園をご案内いただいたり、原木しいたけへのこだわりなどを伺うトークセッションを行ったりするライブイベントです。

イベント概要

日時
2022年1月29日(土)12:30~13:30
出演
ファシリテーター:澤田てい子( 「フードスタジアム東北」編集長)
オンラインゲスト:熊谷貴幸 氏・熊谷幸夫 氏(原木しいたけ生産者)
司会:高山香織

熊谷農園

熊谷農園は、泉ケ岳の麓、仙台市泉区朴沢で原木しいたけとお米をメインに栽培している農家さんです。

原木しいたけは4年連続「農林水産大臣賞」を受賞しており、お米も特別栽培米(節減対象農薬や化学肥料を慣行レベルの5割以下で栽培)を作られています。

CRОSS B PLUS (クロスビープラス)

「CRОSS B PLUS (クロスビープラス)」は、東北・新潟の魅力を発信する複合施設で、2021年5月、仙台市中心部にオープンしました。

通りを眺められるガラス張りのワンフロアには東北と新潟の食材を楽しめるダイニングカフェやチョコレートスイーツが作られる工房、オリジナルのクラフトビールの醸造所があり、出来立ての美味しいビールもカフェで楽しむことができます。

しいたけ栽培のビニールハウスを見学。

今回は、泉ヶ岳の麓にあるビニールハウスにお邪魔しました。晴天でしたが、外は冷たい風が吹き、身震いするほどの寒さ。でもハウスの中はぽかぽかで、ダウンコートを着ていると汗ばむくらいの暖かさでした。

そのハウスの中に綺麗に並べられた原木の数、約2000本。圧巻の光景です。

東日本大震災を超えて栽培されるしいたけ。

2011年の東日本大震災後、しいたけ栽培に使用する原木は放射線による影響で宮城県内の木が伐採できなくなり、大分県等から原木を購入して栽培をしているそうです。

その原木に1本1本ドリルで植菌用の穴を開け、そこに手作業でしいたけの菌を植えていく気の遠くなる工程。太い木だと60~70個、細い木でも30個程度、植菌作業があるそうです。

アクシデントも自然の恵み。

ここ数年は、泉ヶ岳の麓でも猪による被害が目立ってきました。畑や田んぼを荒らされることもあるので、猪が入らないよう電気柵等の対策をしています。

残念ながら、熊谷農園も猪に原木を倒される被害に遭いました。しかし、その倒された木に雪が積もり木の湿度が良い具合になったお陰で、美味しいしいたけが出来たそうです。まさに不幸中の幸いですね。

一度は食べたい熊谷農園の原木しいたけ。

当日は、スペシャルメニューとして東北6県のランチプレートの中に「熊谷農園の原木しいたけと秋田比内地鶏・青森にんにくのアヒージョ」として熊谷農園のしいたけが提供されました。

熊谷農園のしいたけは勾当台公園市民広場で開催している「朝市夕市ネットワーク」や5月~12月に根白石で開催している「おもしろ市」等で購入することができます。

そのほかイベント出店や飲食店の情報は、熊谷農園のInstagramでご確認ください。

熊谷農園のInstagramはこちら

kumgai.nouen

ちなみに熊谷農園のおススメは、オリーブオイルで蒸し焼きにして塩コショウやめんつゆで味付けをするシンプルな食べ方。私も試しましたが、いつも以上にしいたけの風味を感じられた美味しい食べ方でした。

みなさんもぜひ熊谷農園のしいたけでお試しあれ。

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