「全国の焼き鳥店や焼肉店で愛用されている炭を扱う、すごい会社が泉西部地区にある」という情報を聞きつけて取材に伺いました。
それがこちら、「株式会社たかやま」です。
今回、たかやま本社にて、社長の高山義朋さんに取材を引き受けていただけました。
泉区出身で、西部地区や仙台への愛情溢れる高山さんへの取材レポート、ぜひご覧ください。
全国の飲食店を支える炭を製造 株式会社たかやま【インタビュー】
Q:株式会社たかやまの起業エピソードをご紹介いただけますか?
高山さん:私はもともと商社に勤めていましたが、炭の業界に惹かれて、チャレンジしよう!と決めました。
2011年に、西部地区の西田中で会社を立ち上げました。四畳半のプレハブからのスタートでした。
海外で備長炭をつくり始めたのですが、最初は色々と苦労しました…。(たかやまのHPに、起業後に訪れた苦難が綴られています)
https://sumi-takayama.com/thought/
それでも、お客様や友人たちが炭の起業を応援してくれました。「必ずいい炭を作ってよ〜」と。
たくさんの人に支えていただいたおかげで、会社は2年で軌道に乗り、今では全国の飲食店で炭を愛用いただいています。
Q:西部地区に会社を構えて良かったと思うことは?
高山さん:程よい自然があり、開放感があるのが魅力的です。
メーカーさんや銀行さんとお会いするときに、「こちらからお伺いします」と言っても、わざわざ来てくれたりします。西部地区を訪れるのを楽しみにしてくださっていることを感じます。
それから、西部地区は遠いと思われがちですが、実は利便性が良いです。
泉中央にも、仙台の街中にも、愛子にも近いですよね。ここに会社を構えて良かったと思います。
Q:西部地区がさらにこうなったらいいな、と思うことがあれば教えてください。
高山さん:西部地区から仙台をもっと面白くしたいです!!
西部地区には、大人と子どもが一緒になって体験できる環境があります。例えば、ざりがに釣りでも、どろんこ遊びでも、今はなかなか当たり前に出来る場所はありません。子どもたちが楽しく過ごせるポテンシャルを秘めた地域だと思います。
アイディアではありますが、自然を感じながらバーベキューを楽しんだり、炭窯で大きなピザを焼いたり、そんな環境が整ってくると面白くなると思います。
起業をしたときに多くの人に支えてもらったので、今度は私が地域に貢献したり、「なにかやりたいけれど…」という人たちを応援したいと思っています。
Q:最後に、これからに向けて一言コメントをお願いします。
高山さん:最近はアウトドア人気がとても高まっていますし、「せっかくバーベキューするなら、炭にもこだわろう」という雰囲気が広まってきています。
プロの料理人が愛用する当社の炭を多くの人の元に届けながら、炭を通じて「本物」を西部地区から発信していきたいと考えています。
地元愛が強く、「どうなったらもっと楽しくなるか?」ということを、いつも考えてしまうという高山さん。
インタビュー中も、地域への思いの強さが伝わってきました。
お忙しい中、取材に応じていただきありがとうございました!