2022年10月22日に根白石でお米の魅力を発信する、今年初開催のイベントがありました。
お米はただの食べ物ではなく、楽しむものでした!本記事ではその驚きと感動を皆さんにお伝えします。
念願叶った初開催「IZUMIコメフェス」
IZUMIコメフェスは今回が初開催。このIZUMIコメフェスの初開催を果たすべく発足したのが「KAMURIコミュニティプロジェクト」です。
根白石地区は昔は一帯が水田で、泉ヶ岳から流れてくる綺麗な水を使った稲作が盛んな地域だったそうです。しかし、根白石地区のお米は決してその名を知られているわけではありませんでした。
なんとかしてお米や地域の魅力を知ってもらいたい、そんな思いから、満興寺の副住職である時泰広さんが中心となって立ち上げました。
過疎化が進む根白石地域ですが、プロジェクトメンバーは若い人たちがほとんどです。
当日のスタッフも大学生のボランティアの人たちや出店者のご家族にお願いしているようで、時さんも「多くの人達が支えてくれているから、このIZUMIコメフェスを運営出来ている」とおっしゃっていました。
↑満興寺副住職兼KAMURIコミュニティプロジェクト会長 時泰広さん
食べるだけじゃない…⁉お米のポテンシャル
今回のイベントでふるまわれたお米や、出店されている出店者さんのつくった商品には、根白石地区で収穫したお米が使われています。出店者さんのなかには、今回のIZUMIコメフェスのために根白石のお米を使った商品を開発した、という方も多くいました!
会場には農園や製菓店、アクセサリー店など22の物販と、餅つきやお米のつかみ取りなどの体験コーナーがありました!
出店者さんをいくつかご紹介!
早速私たちが行ってみたお店を紹介していきます!
泉区福岡にあるクラフトビールのお店 Wisteria Den 泉ヶ岳
こちらでは「ISHINOMAKI HOP WORKS」さんが、根白石地区のお米を使用して作った「IZUMIGATAKE YELL」を取り扱っていました。
品名の由来は、名前を聞いて「泉ヶ岳」「根白石」を連想することができ、ビールの「YELL」と根白石を応援してほしいという願いの「エール」をかけているそうです。ラベルのデザインも、根白石地区出身のデザイナーの方がデザインしたそうですよ。
苦みのある中に、ほんのりとお米の甘さを感じられて、一般的なビールとはまた違った味わいを楽しむことが出来ました!
Wisteria Denについては、お店についても別記事で紹介しているので是非こちらもご覧ください。
アクセサリーのお店 hanaco_accessory
普段はオンラインの販売がメインですが、IZUMIコメフェスのようなイベント出店も行っているそうです。
こちらのお店では、根白石のお米を使ったアクセサリーを販売していました!
右の画像のアクセサリーもお米を使ったアクセサリーですが、お米がビーズみたいでかわいいですね。
また、参加者が実際にお米に触れて、食べて根白石のお米を知ることができる企画も実施されていました!
体験型のブースもありました!
お米のつかみ取りに。子どもは無料でしたが、大人も子どもも列を作ってお米の掴み取りに挑戦していました。
こちらはもちつき。
もちつきがはじまると、囲むように多くの人が集まってきていました。餅つき体験をしたいという人も多く、楽しそうにもちをついていました。
根白石産の炊き立てご飯のおふるまいもありました。
実際に私たちも根白石のお米を食べてみました。
せっかくなので、販売されていた手作りの竹のお皿とお箸をつかっていただきました。
味噌を付けて食べるというシンプルな食べ方でしたが、新米ということもあって香りも良く、とても美味しかったです。
ごちそうさまでした!
どの企画も沢山の参加者さんが集まり、大盛況でした!
お米で繋がる想い
出店されていた熊谷農園さんも根白石のお米に対して熱い想いを語ってくれました。熊谷農園さんはおじいさんの代から70年以上根白石でお米作りをしているそうです。
根白石のお米は、ダムと朴沢からくる綺麗な水で作っているため、品質がよく生産者も誇りを持って作っていますが、なかなかPRができていなかったそうです。そのため今回のIZUMIコメフェスは若い人が多くて驚いた、とおっしゃっていました。一人がおにぎりを一個多く食べるだけで消費量は格段に増えるのに、とお米がより親しまれることを願っているそうです。
主催者代表の時さんはIZUMIコメフェスを皮切りに、根白石を盛り上げたいとおっしゃっていました。イベントを通して来場者と出店者が繋がりを持ち、根白石の知名度が上がると共に地域の人にもより好きになってもらいたいという想いを持っています。そのために今後も新たな挑戦をしていきたいそうです。
まとめ
IZUMIコメフェス、根白石愛に溢れたイベントでした。
根白石を知ってほしいという主催者の想いや根白石は良いところだよという地域の人たちの誇りがお米に詰め込まれていました。
皆さんもぜひ根白石のお米を食べてみてください!機会があれば実際に足を運んでみてくださいね。