仙台七夕と同じく、8月6・7・8日に開催される「根白石民俗七夕まつり」に向けて、「七夕飾り作り講習会」が行われました。6月と7月にそれぞれ1回ずつ実施され、伝統的な作り方や簡単に作る方法などを学びました。
根白石民俗七夕も「仙台七夕まつり協賛会」に参加しており、仙台七夕伝統の「七つ飾り」を基本にしています。仙台七夕との違いは「藁細工を飾る」「鉢植え笹竹を使う」ことです。独特のコツもあるようでした♪
初挑戦の参加者も! 地元住民が丁寧にレクチャー
「根白石民俗七夕まつり実行委員会」と「泉かむりの里観光協会」が主催した講習会には、「改めて飾り作りを知りたい」という七夕まつり参加団体の方々、「自分の家にも飾ってみたい」という市民や企業の方々が参加していました。 講師は実行委員会や地元老人会で毎年飾りをつくっている方々で、実行委員長からは根白石民俗七夕の歴史についての紹介もありました。受講者が同じテーブルの参加者にアドバイスしあう場面も見られ、和気あいあいとした楽しい雰囲気が広がっていました。
七つ飾りをひとつひとつ体験
- 短冊(たんざく)
- 紙衣(かみごろも)
- 折鶴(おりづる)
- 巾着(きんちゃく)
- 投網(とあみ)
- 屑篭(くずかご)
- 吹き流し(ふきながし)
伝統的な七夕飾りは、この7つを飾り付けます。講習会では、これら7つの作り方を一つひとつ学びました。
笹竹の「しなり」を美しく見せるための工夫
鉢植え笹竹は仙台中心部で飾られるような大きな竹ではなく、人の目線の背丈の細い笹竹を組み合わせています。飾りが重いと下がりすぎたり、倒れたり、折れてしまったりします。適度に竹が「しなる」重さにする必要があります。吹き流しの重さで調整したり、笹竹の先に根白石民俗七夕伝統の「七夕馬っこ」をくくりつけたりします。
適度な重さに作る方法や、七夕馬っこをつける位置などのレクチャーがありました。
「小さく丁寧に」鉢植え七夕の魅力
鉢植え笹竹に飾る「根白石民俗七夕」は、小さな飾りをひとつひとつ丁寧に作ることができます。大きな飾りを作るよりも負担が少なく、完成度を高められることが魅力です。飾りをつけたまま軽トラで運べるミニサイズの七夕飾り。自宅に飾るのも楽しいですね。
8月6・7・8日は根白石中心部に飾られます!
会場: 仙台市泉区根白石中心部
主催: 根白石民俗七夕まつり実行委員会
共催: 泉かむりの里観光協会
問い合わせ先: 根白石民俗七夕まつり実行委員会事務局(高長商店 TEL: 022-379-2110)
まつり当日の野点など、おもてなしも企画中
街並みにはお茶を振る舞う「野点」や、浴衣フォトスポットなども設置される予定です。実行委員会本部の近隣に駐車場も準備されます。ぜひ足を運んでみてください。
開催日前日(8月5日)に「泉かむりの里観光協会」のホームページにて詳細を公開予定ですのでぜひチェックしてください。