仙台根白石・満興寺での癒しの一日「WELLNESS JOURNAL TERA WORKSHOP」:心と体を整える瞑想と自己発見の体験

あそぶ・過ごす

日常生活の喧騒から一時的に離れ、心と体のリフレッシュを目的としたイベント「WELLNESS JOURNAL TERA WORKSHOP」が仙台市泉区根白石にある満興寺で開催されました。アーユルヴェーダセラピスト 根來愛さんとヨガ・瞑想講師のYukaさんが講師をつとめました。

今回は企画者の根來愛さんにお話を伺ってきたので、イベントの内容とあわせてご紹介します。

内面を照らす旅:「WELLNESS JOURNAL TERA WORKSHOP」で体験する瞑想と自己発見

イベントは、「飲む瞑想」、「感謝の瞑想」、「書く瞑想」という3つのセッションから構成され、それぞれが日常では忘れがちな「感じる」行為に焦点を当てています。「飲む瞑想」では、お茶の香りや温度に意識を集中させることで、瞑想の入口としての飲食行為の価値を再発見しました。参加者は、普段の何気ない行動に新たな意味を見出し、一口一口を丁寧に味わうことの大切さを学びました。

「感謝の瞑想」では、自分自身と向き合い、自己受容を深める時間を持ちました。お寺の本堂という厳かな空間で、目を閉じ、ゆっくりと呼吸をする中で、参加者は自分自身に感謝し、全てを受け入れる瞬間を経験しました。

そして、「書く瞑想」では、自分自身に関する質問に答えることで、内省と自己表現の機会を得ました。このセッションでは、参加者が自分の好きな時間や特性を探求し、それを他の参加者と共有することで、互いの理解を深めるきっかけとなりました。特に、趣味や将来の夢について話し合うことで、参加者間で新たなつながりが生まれました。

「WELLNESS JOURNAL TERA WORKSHOP」を通じて、ヨガが単に体を動かすこと以上のものであることを参加者は学びました。心と頭を整理し、リフレッシュすることもまた、ヨガの一形態であるという新たな認識を得ることができました。イベント終了時には、参加者全員がリラックスした表情で記念撮影を行い、それぞれが内面的な変化を感じ取ることができたようです。

セラピスト 根來愛さんの紹介

根來さんは、自らが経験した「生きづらさ」をバネに、人々が自分らしく生きるための活動を行っています。2月に開催されたイベントの紹介を通じて、根來さんの人生観、地域への愛情、そして開催されるイベントの意義について深く掘り下げてみましょう。

セラピスト根來愛さんの原点:生きづらさを抱えて

「自分軸づくりで自分を満たすセラピスト」根來愛(ネゴロメグミ)です。私が今の職業を選択した経緯は、私自身が「生きづらさ」を 抱えて育った人間というところに原点があります。

人と合わなかったり集団行動が苦手だったり、怖かったり。 特に学校という場が嫌いでしょうがなかったのですが、大人になってから学校の中に一人でも「いいじゃん。そんな生き方でも」と言える存在になりたいと思って、大学卒業後は養護教諭となり、 17年間勤務しました。

そこで出会う、子どもたち、保護者や職員、保健室を頼る人もそうじゃない人も何かしらの「生きづらさ」を抱えていて、必死にサポートしていく中で「よい方向に向かう人」と「停滞する人」の二極化を目の当たりにしました。 よい方向に向かう人って、「自分が良くなりたいか?」と問いを自分にかけられる人なんだと職務を通じて体感しました。 これは絶対です!!

どんなに愚痴ってもどんなに後ろ向きになっても”自分の行き先が自分でわかっていれば”そのゴールに辿りつけるのを 人の支援を通じて目の当たりにした時に、 「教育」という縛りが窮屈になったので転職を考え今の職業です。

今の教育には政治や経済などの絡みがあります。(義務なので当然ですが)「教えること」に縛りが出てくる現実と 「教えたいこと」のギャップの中で、自分の学びであった東洋医学「アーユルヴェーダ」が人が幸せになる要素を最も効率的に、 効果的にこの世に伝えている学問だと体感しました。 だからアーユルヴェーダで教育をもっと豊かにしたいと考えました。

泉西部地区との関わり

何より最後の勤務地が根白石中学校でした。素朴で優しさの塊の子どもたちに出会えたことが何よりの思い出ですが、こんなによい子どもたちでも「不登校」「自分のアイデンティティの模索」「心の孤独感」は拭えないと感じたのがこの地域の印象です。

でもこれはこの地域の課題ではないと思っています。

心を開くイベント: 自己発見の場

自己発見の旅:イベント概要

12月にも似たようなワークショップを満興寺の副住職である時さんに快諾いただき開催させていただいたのですが、その時は講師の岡さんのファンが多くファンミーティングのような内容になったので、今回は「自分って何」と人生に疑問を持つ方が対象になればなという思いで開催しました。

共鳴する魂:yuccaさんとのコラボレーションストーリー

yuccaさんは12月のワークショップでご一緒しました。 「生きる」という価値観が似ていたので、お話をさせていただき今回のコラボが実現しました。

五感を通じた自己発見:アーユルヴェーダの教え

アーユルヴェーダでは「五感」「感覚」は「自分の魂」を左右する大事なコントローラーという考えなのですが、普段の生活で 私たちはどのくらい「感じる」ということを意識して生活しているのでしょうか?

保健便りも「耳の日」「口の日」「皮膚の日」なんてタイトルで記事を掲載していましたが、 実際に歩きスマホ、ヘッドフォン、早食い、メイクの弊害、なんて健康被害がなくならないのが今の私たちの生活だと感じています。

大人が「五感を大切に扱うことを知らない」と単純に子どもにも行き渡らないのだと感じています。 だから、今回は体感してもらうことをメインに考えました。人と触れ合い、実際に五感を使い、「心」がどのように変化するのか? 参加した人だけしか体感できない発見をしてほしいと願っています。

地域コミュニティにおける教育の役割:根來愛さんのビジョン

前述しましたが、私はセラピストであって今もなお養護教諭でもあります。

大人が「知らない」ことを子どもは知りようがないし、大人が「体感」できないことを子どもは感じられないです。 だからこそ「生きる」という本質を「知ろうとする大人」が増えてほしと思っています。 「不登校」「アイデンティティの欠如」はなにも子どもだけの課題ではないと何人の大人」が気づいているのでしょうか?

なぜ学ぶのか?なぜ学校に行くのか?なぜ生活習慣を整えるのか?なぜ生きていくのか?こんな子どもたちの問いに真摯に回答できる大人を増やしたいと思っています。

そしてどんな回答でも「悪」とジャッジしないで、人生の中の「学び」だと受け取っていける波紋をひろげたいです。

地域に限ったことではなく、県全体、東北地区全体、日本全国に。 学校が悪い、政治が悪い、教育委員会が悪い、文科省がとか・・・こんなことを愚痴らずに、一つ一つの本質を辿って、 結局は自分を磨く大人が増えることが、世の中全体が良くなることだと思って活動しています。

最後に

今後も不定期でジャーナリングや瞑想のワークショップが行われる予定です。心と体のバランスを整え、自己発見を深めたい方は、ぜひ根來さんやYukaさんのソーシャルメディアをチェックして、次回のイベントに参加してみてください。

相沢さん→Yucca ☾ ヨガ講師⌇心のセラピー⌇仙台(@yucca.lightist) • Instagram写真と動画

根来さん→めぐみ/やわらか自分軸づくりで自分を満たすセラピスト『和』(@megumi.n_hokensitu) • Instagram写真と動画

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